臍部CT~メタボリックシンドロームの判定に用いられる検査~

明けましておめでとうございます。 雪が降り、寒い年始めとなりましたが、皆様いかがお過ごしだったでしょうか?こたつに入り、家族でおせち料理を囲みゆったりと過ごされた方も多いと思います。今回はお正月太りを気にされている方におすすめしたいプランを1つご紹介させていただきます。 当院にあります臍部CTという検査は、メタボリックシンドロームの判定に用いられる検査です。 どのような状態をさすかというと、内臓脂肪型肥満に加えて高血糖、高脂血症、高血圧のうち2つ以上を充たした状態のことをいいます。 肥満に種類があるの!?という方、以下に示す図をご覧下さい。左が皮下脂肪型肥満、右が内臓脂肪型肥満の図です。 ho1ho2 青色 皮下脂肪 赤色 内臓脂肪 内臓脂肪型肥満の方が赤い面積、内臓に付着した脂肪が多いことが分かります。内臓に蓄積された脂肪は動脈硬化を引き起こし、様々な病気に結びついていくと言われています。 その内臓脂肪型肥満、どのような方が対象となるかというと、ウエスト周囲径が男性85cm以上女性90cm以上に加え、内臓脂肪面積が男女とも100c㎡以上に相当する方のことをさします。当院の臍部CT検査では上の図、赤で示した内臓脂肪面積をCTスキャンで測定し、面積を出すことが可能となります。 お腹ぽっこりが気になる方、やせた方でも内臓脂肪はつくのですよ! 自分の健康状態を再度見直してみては?短時間でできる簡単な検査です、お気軽にご利用ください。 皆様が今年も1年健康で過ごされますように。本年度もどうぞ、よろしくお願い致します。 診療放射線