宇野病院市民公開講座- 事務部 -

2月27日(火)に第7回宇野病院市民公開講座が開催されました。 今回の講師は小泉 周(こいずみ あまね)先生で、これまでも第3回目(平成25年11月26日)に講義頂いた先生です。TV出演もされる先生で、つい先日の2月11日(水)に『生命38億年スペシャル最新脳科学ミステリー“人間とはなんだ…!?”』というTBSの4時間番組(TBSアナウンサー安住紳一郎さん・女優松たか子さん司会)にコメンテーターとしてご出演されておられます。 そんな有名な先生のお話を聞ける機会に恵まれて大変幸せに思います。冒頭ではTV出演の裏話もお話下さいました。『生命38億年スペシャル最新脳科学ミステリー』は、昨年も4時間番組で放映され今回が2回目ですが、評判が良ければ来年も制作されるそうです。TVでの収録は1月下旬に行われたようですが、松たか子さんは収録の前日HEROの撮影が終わり、残すところアナ雪の短編映画の吹替えを行って産休に入るというお話も伺うことができました。 kou1 今回のテーマは、『目の働きや病気と、青色光』。 最近、メガネレンズにおいてブルーカットレンズと呼ばれる青色光が目に入らないようにするレンズが注目を浴びています。実際に、青色光は目の網膜の細胞に障害を与え、それが加齢黄班変性などの網膜疾患の原因になると考えられています。 その一方で、体内時計を正しく規則的に動かすには、青色光を目の網膜で感知する仕組みが重要であるとされています。1日は24時間であるのに対して、人間の体内時計は約25時間でできています。このズレを調整するために、青色光は体を覚醒させる作用を持っているとされています。従って寝る前に青色光を発しているスマートフォンやテレビを観すぎると睡眠障害を 起こすことになるようです。また、今までブルーカットレンズを1日中付けられていた方は、朝日を浴びる時だけは外して、良い青色光をいっぱい取り込んで体がしっかりとリセットできるようにしていきましょう。 また、“色”は人それぞれ多少見え方が違うそうです。さらに、男性と女性では女性の方が色の識別能力が高いという研究結果が出ているようです。女性の方がセンスが良い事になりますので、男性の方は、お出掛けの際、奥様や彼女の見立てに素直に応じた方が良さそうに思います。

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