新型CT装置についてご紹介

放射線科です。 ずいぶんと暖かくなり、過ごしやすい季節になってきましたね。

今回は、3月から放射線科の新しい仲間となった新型CT装置についてご紹介します。 今までのCT装置もなかなかの物でしたが、新型は より早い!広い!見やすい! 検査を受けて頂くととても実感できると思いますが、息止めの時間がとても短くなりました。 従来の装置では『息止めが難しいよ』という方でも素早く、きれいに撮影できます。 装置本体はコンパクトですが寝台が広く、ガントリ(ベッド・患者さんが入る穴)も広く、 圧迫感軽減された設計になっておりよりいっそうやさしい検査が実施可能となりました。 画像自体も新たな画像処理機能が増え、今までは見えづらかった部位の撮影範囲も描出可能 となりました。 CT装置は金属に弱く、金属を写すとアーチファクトといって、周りの組織が見えづらくなる現象が 起こりますが、新しいCT装置には金属による見えづらさを除去する機能が増えたため、左画像の ようなアーチファクトの少ない画像を得ることができるようになりました。 右が画像処理をしていないCT画像、左が画像処理を加えたCT画像です。                        赤丸で示した部分の見えやすさの違いがお分かりいただけると思います。 hou1 今回は、様々な面で進化したCT装置をご紹介させていただきました。

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