骨折を未然に防ぐ為に骨粗鬆症に対する様々な治療が始まっております

薬物療法 (1)ビスホスホネード:私たちの骨は毎日骨吸収(骨がとける)と骨形成(骨ができる)を繰り返しています。この薬は骨吸収を司る破骨細胞の働きを抑えて骨密度を増加させます。毎日服用する薬のほかに週1回または月1回服用する薬もあります。 ◆ベネット、リセドロン酸ナトリウム、リカルボン、ボンビバ (2)SERM(サーム):女性が閉経後に骨密度が減少しやすいのは女性ホルモンが低下するからです。サームは、女性ホルモンに似た働きをする薬です。閉経後に服用開始し骨密度を増加させます。 ◆エビスタ、ビビアント (3)副甲状腺ホルモン:皮下注射薬で骨形成を促進し骨密度を増加させます。ビスホスホネートやSERMを用いても骨密度が増加しない例や骨折の危険性が高い患者さんに使用します。 ◆テリボン、フォルテオ (4)抗RANKLモノクローナル抗体:骨が溶け出す過程に関与するRANKリガンド(RANKL)と呼ばれる受容体を阻害することによって骨粗しょう症を治療します。 ◆プラリア kotu 運動療法 運動により骨に負担をかけて骨密度の低下を防ぎ、骨を強くします。 また、筋肉が鍛えられ、転倒しにくくなります。

食事療法 食事から、カルシウム、ビタミンD、ビタミンK、などの骨の健康に大切な栄養素を積極的にとります。