大腸CT検査のご紹介

放射線科です。 大腸癌の患者数は年々増加していますが、代表的な検査法が肛門からカメラを挿入する内視鏡検査で知られており、その抵抗感から検査を受ける人が少ないのが現状です。 そこで今回、当院で新たに始めました大腸の検査法、大腸CT検査についてご紹介したいと思います。 大腸CT検査とは内視鏡を使わない新しい検査法です。大腸を炭酸ガスによって拡張させ、最新のCTで撮影することによって、大腸3次元画像を簡単に得ることができます。 左が画像処理をした大腸3次元画像です。 ho1ho2 体内から大腸のみを描出し、立体的な画像を得ることができます。 また、パソコンでの画像処理により右のようなポリープが見やすい画像も得ることができます。 特徴としては、 ・短時間で体に負担をかけずに検査を行えることから、ご高齢の方にも安全に用いることができます。 ・検査自体はCT検査と同じですので、肝臓、膵臓など大腸以外の臓器も調べることができ、様々な病変を確認することが可能となります。 内視鏡検査とは違い、検査中組織を採取できないため、確実な診断をつけるためには内視鏡検査が望ましいと言われておりますが、当院で新しく始めました大腸CT検査についてご興味のある方、ぜひお気軽にスタッフにお声かけください。

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