♪C型肝炎治療の新しいお薬が増えました♪

皆さまこんにちは! 暖冬とはいうものの、寒い日が続いておりますが体調を崩されたりしていませんか?? 今回はそんな寒い日々に、薬剤科からHOTなお知らせです♪

ニュースなどで輸血によるC型肝炎への感染が社会問題になったことは、まだご記憶に新しいのではないでしょうか?? 話題になった当時、C型肝炎の治療は副作用に悩まされる、感染しているウイルスのタイプによっては治癒しにくいなどの様々な問題がありました。 しかし近年、新しいタイプのお薬が次々と誕生し、治療の選択肢が増えました!!

当院でもそれら新しいお薬を使用し、治療することが可能となりましたので、今回はそのお薬達について、簡単にご紹介いたしますね♪

そもそもC型肝炎とはどんな病気なのでしょうか??

C型肝炎は、C型肝炎ウイルスが肝臓に感染する感染症です。 既に感染した方の血液に直接接触したり、性交渉することによって感染します。ウイルスにはタイプがあり、そのタイプによって効果のあるお薬が変わってきます。 世界保健機関(WHO)によると、C 型慢性肝炎の患者の20%が肝硬変に進行し、そのうち25%までが肝がんに進行します。日本では、C 型肝炎ウイルスの感染は、慢性肝炎および肝硬変の最大の原因であり、約120 万人がC 型肝炎ウイルスに感染していると言われています。

当院にて使用が可能な新しいC型肝炎治療薬の一覧です♪

薬剤名

ウイルスのタイプ

治療期間

治療方法

ダクルインザ錠®・スンベプラ錠®

ジェノタイプ1型

24週間

飲み薬

ハーボニー配合錠®

ジェノタイプ1型

12週間

飲み薬

ヴィキラックス配合錠®

ジェノタイプ1型 12週間

飲み薬

ソバルディ錠®

ジェノタイプ2型

12週間

飲み薬

※リバビリンという飲み薬と一緒に服用して治療をします

 

これらのお薬は大まかにいうと、C型肝炎ウイルスが体内で増殖するときに必要なたんぱく質の機能を邪魔することで、ウイルスの増殖をおさえ、病気を治すことを目的としています。

今までより治療期間が短くなったり、飲み薬で治療ができるなどのメリットがあります♫ 但しこれは一般的な表であり、患者さまの状態や、現在服用されているお薬などによってはこれらのお薬での治療が適さない方もいらっしゃいます。 気になる点がございましたら、お一人で悩まず診察やご相談をなさってくださいね♪

yubi

薬剤科