新しいMRI装置が稼働しました

放射線科です。

放射線科では3月から稼働を開始した骨密度装置に続き、4月から新しいMRI装置が稼働しました。 MRI装置は磁石と電波を使用しているため CTと違い被爆をしない安全な検査ですが一般的には検査時間が長く、金属の持ち込みが不可能な検査です。しかし脳梗塞や脳腫瘍、血管異常などの他、脊髄や筋肉、関節疾患を見つけ出すのに効果を発揮します。

今回導入されました SIEMENS社製 MAGNETOM Amira は中部北陸地区第一号機の新しい装置で、以前の装置と比較すると磁気の強さが0.3テスラから1.5テスラとなりました。テスラとはTで表記され この数値が大きいほど質の高い画像を描出することができ、微小病変を発見しやすくなります。 MRI装置は長い検査時間が欠点でしたが、短時間撮影が可能となりました。従来の装置は頭部ですと約30分近くかかっていたのに対して新しいMRI装置はより高画質で約20分程度の時間で撮影できるようになり、患者様への負担軽減となります。

室内も明るく、内装もきれいになったMRI装置のご紹介でした。

画像:同年代の画像の比較 【新しいMRI

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【従来のMRI

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